「普通免許しかないけど、送迎ドライバーになれる?」「ドライバー職は経験がないと無理?」——そんな疑問に正直に答えます。
結論から言うと、デイサービス・病院・ホテルなどの施設送迎は、普通自動車第一種免許(AT限定可)だけで未経験から始められます。全国求人件数は約26,000件(Indeed 2025年時点)、介護関係職種の有効求人倍率は3.97倍と採用意欲は高い状態が続いています。
この記事では、送迎ドライバーの仕事内容・職場タイプ別の違い・年収・求人の選び方まで現場目線で解説します。
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送迎ドライバーとはどんな仕事?
送迎ドライバーは、利用者を自宅と施設・目的地の間で車で送り迎えする仕事です。物を運ぶトラックドライバーとは異なり、「人を運ぶ」のが仕事の核心です。
主な職場タイプ
- デイサービス(通所介護):高齢者の自宅〜施設間を朝夕2往復するのが基本。最も求人が多い
- 病院・クリニック:外来患者・入院患者の送迎。定期的なルート運行が中心
- ホテル・旅館:最寄り駅や空港からのシャトル送迎。観光地・都市部に多い
- 企業・学校:従業員の通勤送迎や学生の路線送迎
- 介護タクシー:要介護者を医療機関へ運ぶ。ただし二種免許+初任者研修が必要
1日の仕事の流れ(デイサービスの例)
デイサービスのパートの場合、「朝8:30〜10:30(送り)+夕方15:30〜17:30(迎え)」の1日4〜5時間・週3日前後という働き方が一般的です。副業・掛け持ちにも向いています。
送迎ドライバーとトラックドライバーの違い
トラックドライバーは長距離・荷積み・体力仕事がある分、年収は高め(大型で約492万円)。送迎ドライバーは短距離・接客中心・体への負担が少ない分、年収は控えめです。「人と関わる仕事がしたい」「体力仕事は避けたい」という方に向いています。
未経験でもなれる理由——免許・資格のリアル
「ドライバー職は大型免許が必要では?」と思うかもしれませんが、送迎ドライバーの多くは普通自動車第一種免許(AT限定可)だけで就業できます。
免許の要件:白ナンバーと緑ナンバーで変わる
| 送迎の種類 | 必要な免許 | 対象施設 |
|---|---|---|
| 白ナンバー・運賃なし | 普通一種のみ(AT限定可) | デイサービス・病院・ホテル・幼稚園・企業送迎 |
| 緑ナンバー・運賃収受あり | 普通二種免許が必須 | 介護タクシー・ハイヤー |
| マイクロバス(11〜29名) | 中型免許が必要 | 大型施設・旅館バスなど |
つまり、一般的な施設送迎は二種免許も大型免許も不要。現在持っている普通免許がそのまま活かせます。
あると有利な資格(必須ではない)
デイサービスでは介護補助を求められる場合もあります。介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)を持っていると採用で差をつけられます。
- 取得期間:2週間〜3ヶ月(130時間のカリキュラム)
- 受講費用:5〜8万円(東京3〜6.5万円、大阪5〜10万円)
- 無料で取れる手段:ハローワーク求職者支援訓練(完全無料)
- 教育訓練給付金で費用の20%(上限10万円)が補助される
結論:未経験でも採用される理由は「資格のハードルが低い」からだけではない
介護関係職種の有効求人倍率は3.97倍(令和7年3月)。全職業平均の1.16倍の約3.4倍という超売り手市場です。施設側が「資格・経験よりも長く働いてくれる人を優先する」という採用方針にシフトしているのが実態です。
出典: 厚生労働省「介護人材確保の現状」
就職支援実績39,000名以上・定着率92.1%
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年収・時給はいくら?職場タイプ別データ
送迎ドライバーの給与は「パート時給」と「正社員月給」の2パターンに分かれます。職場タイプによって差があるので確認しましょう。
パート時給(職場タイプ別)
| 職場タイプ | パート時給目安 | 正社員月給目安 |
|---|---|---|
| デイサービス | 1,000〜1,500円 | 時給制が主流(約24万円) |
| 病院・クリニック | 1,200〜1,500円 | 18〜20万円 |
| 幼稚園・保育園 | 1,100〜1,500円 | 13〜20万円 |
| ホテル・旅館 | 1,000〜1,400円 | 17〜22万円 |
| 介護タクシー | 1,300〜1,800円 | やや高め(二種必須) |
出典: Indeed「送迎ドライバー給与」・ジョブメドレー「介護ドライバーとは」
全国平均時給は1,177円(Indeed・2025年7月・149,700件より)、東京都平均は1,243円。介護ドライバーとして正社員になった場合の平均年収は285〜397万円とされています。
パートの働き方と収入試算(デイサービスの例)
朝2時間+夕方2時間×週3日で月48時間勤務の場合:時給1,200円×48時間=月収57,600円。扶養内・副業・ダブルワークとして選ぶ人も多いのが実態です。週5でフルに入る場合は月収12〜15万円程度になります。
職場タイプ別の特徴と向き不向き
同じ「送迎ドライバー」でも、職場タイプによって仕事の性質はかなり異なります。以下の比較表を参考に、自分に合ったタイプを選んでください。
| 項目 | デイサービス | 病院・クリニック | ホテル | 介護タクシー |
|---|---|---|---|---|
| 必要免許 | 普通一種 | 普通一種 | 普通一種(大型は中型) | 普通二種+初任者研修 |
| 時給目安 | 1,000〜1,500円 | 1,200〜1,500円 | 1,000〜1,400円 | 1,300〜1,800円 |
| 身体介助 | なし〜軽介助 | なし〜軽介助 | なし | あり(必須) |
| 勤務時間 | 朝夕各2〜3時間 | 日中固定 | 朝夕中心 | 不規則 |
| 未経験採用 | ★★★★★(最多) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆(資格要) |
| 向いている人 | 扶養内・副業希望 | 安定した時間帯を望む人 | サービス業経験者 | 介護に関わりたい人 |
出典: 介護求人ナビ「送迎ドライバーとは」・ホテル人材バンク
未経験に最もおすすめはデイサービス
全国で最も求人が多く、「免許さえあれば研修でOK」という施設が大半です。ただし高齢者との接し方に戸惑う人もいるため、「人と話すのが得意」「高齢者と関わることに抵抗がない」ことがミスマッチを防ぐポイントです。
50〜60代の採用が多い理由
送迎ドライバーは「落ち着いた運転・気配り・責任感」が求められるため、経験豊富な中高年を歓迎する施設が多いです。年齢不問・ブランクあり可の求人も多く、50〜60代の転職先として人気があります。40代・50代のドライバー転職については別記事も参考にしてください。
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求人の選び方と応募のコツ
求人を選ぶ3つのポイント
① 車両サイズと免許を確認する
求人票の「使用車両」を必ず確認してください。普通免許で運転できるのは車両総重量3.5t未満・乗車定員10名以下まで。マイクロバスや中型車を使う施設は中型免許が必要な場合があります。
② 勤務形態が自分の生活に合うか
「朝夕のみ4〜5時間」「フル勤務」「週3日〜」など、施設によって様々な働き方があります。副業・掛け持ちを考えている場合は「短時間勤務OK」「シフト相談可」の表記を確認しましょう。
③ 介護補助の有無を事前に確認
一部のデイサービスでは、ドライバーが乗降介助(車いす・歩行補助)を担います。体力的・精神的に対応できるか、面接で具体的に確認することをおすすめします。
転職エージェントの活用
送迎ドライバーの求人は介護系の求人サイトに多く掲載されています。ドライバー転職の全体像を把握したい方はこちらの記事も参考にしてください。
応募時に伝えると有利な志望動機のポイント
- 「地域の高齢者の役に立ちたい」など社会貢献への想い
- 安全運転の実績(無事故歴・運転年数など)
- 「長期で働きたい」という安定勤務の意思
- 早朝・夕方の時間帯への柔軟な対応
よくある質問
まとめ:送迎ドライバーは「普通免許+意欲」で始められる
- デイサービス・病院・ホテルの施設送迎は普通一種免許(AT限定可)のみでOK
- 全国求人26,000件・介護関係職種の有効求人倍率3.97倍と採用は活発
- 時給1,000〜1,500円、正社員年収285〜397万円が相場
- 50〜60代・ブランクあり・無資格可の求人が多い
- 介護タクシーを目指すなら、二種免許+初任者研修が必要
未経験から安心してスタートするなら、まず求人の多いデイサービスの送迎から始めるのが現実的です。求人探しにはドライバー専門の転職サービスを活用すると、自分の免許・希望勤務日数に合った求人を効率よく見つけられます。ドライバー職の年収について詳しく知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。以下のサービスでは、業界に特化した無料の転職相談が可能です。
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